石本りょうぞうブログ

東久留米市視察報告
 今日は午後末吉議員と東久留米市に「公立保育園民間委託」のテーマで視察に行った。
 東久留米市は平成16年度に経営方針で改革例示7項目の一つとして保育園民間委託を挙げている。増え続ける保育需要に対して、現行の公設公営方式で対応しようとすれば財政事情から困難との判断によるものだ。今回の視察も大変勉強になった事が多かった。担当部長さんが保育行政のエキスパートで20年近く保育の問題に関わっているので過去からの色々な話を聞かせて頂いた。改めてこの場をお借りして御礼申し上げます。その中でも大変印象に残った点を記したい。
1.廃園新設方式
 現在民間委託しようとして上の原保育園とみなみ保育園に関しては廃園新設方式を採用している。上の原保育園の保護者説明会は以下の通りにおこなわれた。

平成20年2月25日保護者役員会への民営化計画について説明会
平成20年3月22日保護者全体に対する民営化に関する説明会。
平成20年5月19日保護者民営化対策委員会へ説明会
平成20年5月22日保護者と市長との懇談会
平成20年5月26日保護者全体へ民営化公募要領に関する説明会
平成20年6月19日保護者全体へ民営化公募要領に関する説明会
平成20年8月22日保護者と市長との懇談会

 以上の経過を経て、下記のようなスケジュールで民営化が実施される。
○既存園:既に入園した園児が卒園するまで平成24年度末まで直営で運営
○新設園:平成22年から運営委託開始
 要するに平成22年度から24年度までの3年間は既存園と新設園が平行して運営される。この方式だと保護者の方々が心配される先生が入れ替わる問題にも対応できる。先生が変わることや公立保育園の運営方針を求める保護者は既存園に残る事が出来るからだ。例えば所沢市で今問題となっている古い園舎問題も、古い園舎でも保育環境が変わらない事を選択するなら既存園に在籍すればよいからだ。行政によって保育園の先生を変えさせられる心配は無い。
 また公立保育園の民間委託により園舎建て替えをするにも仮園舎の用意で約1億円の経費が掛かるという。仮園舎でも厨房やトイレなど借地料を含めると約1億円の経費は掛かるという。これに加え建て替え費用を市が負担する事になるわけで、廃園新設方式では仮園舎にかかる費用を建設費などにも回せる財政上のメリットもある。また既に入園している保護者の選択の余地がある事が保護者にも安心感を与える様だ。

2.たきやま保育園
 たきやま保育園は昭和62年に公設民営で運営委託された公設民営の保育園だ。民営化問題はへ平成の半ば頃から多くの自治体で始まり出したが昭和62年の時には殆どの自治体で全く取り入れられていなかっただけに、民営化の20年後の姿を見る意味で大変珍しい事例だと思う。
 民営化当初は反対の街宣車も保育園の近くに来た事があったそうだ。とにかく驚いた事は20年以上経った施設だとは思えないほどメンテナンスが行き届いていた。下記の写真を参照して頂きたい。
 公立保育園の時に在園していた園児が就学されるまでは大変ご苦労もあったそうだ。

 今回の視察で驚いた事は東久留米市さんには保育園民間委託問題で他市からの視察は我々が初めてだったそうだ。たきやま保育園の様に20年後の民営化後の姿を見る事ができる大変貴重な視察をすることができた。




★昭和62年に公設民営で委託した「たきやま保育園」
↓20年以上経っても施設の管理が行き届いている。

↓夜中に2時間オゾンで消毒をする装置。この装置の効果でインフルエンザにかかる園児がほとんどいないと言う。

↓絵本の貸し出しを行なってる。大変珍しい図書室がある保育園。

↓外観も20年以上経っているとは思えない感じ。
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